大人の勉強 一級建築士

一級建築士試験について 合格への手帳

令和元年 一級建築士学科試験 計画 振り返り

   

 

令和元年 学科試験 一級建築士

 

計画 平均点14~15点 想定

   必達点 17点

 

あくまで想定だがこれぐらいであるだろう。

今回の試験で足切りかかるようであれば明らかな過去問勉強不足である。

17点はとりたい。

例年だと計画は新規問題が多く、足切り科目ともいわれたが今年は違う。

正答率が低い問題が一問程度、毎年4~5問程度。 

 

 

まず計画No1の問題

問題見てみると過去問にて対応可能。

この問題が一問目というのは少し意外である、

 ソシオペタルの問題が出題された。

各資格学校の模試では、ほとんどが取り上げた問題である。

おそらく正答率90%以上超え。確実に正解したい問題。

 

 

余談だが、各学校の模試にも多数出題、おそらく2019年試験で高確率出題予想問題。

勉強法だがこちらにソシオペタル・フーガルはまとめてある。

 

 

計画No2の問題

神社建築

今年は簡単でしたね。

こちらも過去問より出題。

 

日本建築史・西洋建築史等でも気を付けないといけないのが

 

建物名(A)特徴(B)様式(C)

 

文面がこのような構成で出題が多い。

AやCが違う記載等であれば間違いに気づきやすい。

 

しかしBが違う記載だと間違いに気づきにくい。

 

なぜならば、この分野はとにかく覚える項目が多すぎて

簡略化して覚える事が多い。

 

例えば

 

伊勢神宮は平入りで、切妻屋根に堅魚木と千木をもち、柱を全て掘立て柱とした神明造りの例である。

であるという過去問が出題されている。この時受験者は覚えるのが

 

まず

伊勢神宮は神明造りである。これはAはCである。

 

このことからBはなかなか正確に覚えきることは難しい。

出雲大社は神明造りである。×出雲大社は大社造り

 

という問題が出れば、90%以上が正答すると予想される。

しかし

 

伊勢神宮は平入りで、2本の棟持柱をもち、平面四周に高欄付きの縁をもたない神明造りの例である。

 

伊勢神宮、、平入り、、神明造り、、合ってるのかと軽く見逃してしまいがちである。

一問一答となればわかるが四択だとほかにあやしい問題があれば正答は分かれるだろう。

 

苦手な方も最低限

神社建築に関しては

・建物名、

・妻入り・平入り、(建物にもよる)

・○○造り

は必須で覚えておきたい。正答率60%以上の問題は解けるだろう。

 

余裕があれば特徴も覚えておくことがベスト。

 

例えば

神明造りとは・・・

流造りとは・・・

 

みたいな四択がでた場合やB(特徴)を変えられたときの対応にもつながる。

 

計画No3の問題

西洋建築史からの出題。正答率60%程度

毎年、西洋建築史と日本建築史は交互に出題される傾向があり、

2018年は日本建築史だった為、2019年は出題される確率が高い可能性があった。

こちらの問題レベルは易しい。

例年であれば✖枝を新規問題などにすればこれは少し難易度があがる。

しかし今回は×枝が過去問で出題され、よく資格学校等の模試で狙われる傾向のある、問題であった。

こちらも建築名(A)、特徴(B)様式(C)

 様式(C)がすり替えである、よくある問題だった事から正答率は高い。

サンピエトロの記憶があいまいな方は新問などに流れた可能性がある。

 

計画No4の問題

 こちらも過去問で対応可能。

過去問で対応といってもそのまま文面まったく同じで出題される事の方が

珍しいので、しっかりと暗記しておく必要がある。

 

 カーテンウォールのオープンジョイント方式において、等圧空気層の容量は空気取入れ口に比べて大きくならないようにする要がある。H25

大きくなるようにする必要がある。H31

 

基本は過去の〇枝をひねり✖枝に変えて出題される傾向があり、

各資格学校の模試においてもその傾向がある。

計画No5の問題

過去問で対応可能。正答率90%

深読みしなければ問題なく解答できた。

ラドバーン、クルドサック、ボンエルフ、ゲーテッド・コミュニティ

しっかり覚えておきたい。

計画No6~8の問題

過去問で対応可能。正答率80%以上

 こちらの当たり前のように覚えておきたい。

計画No9の問題

古い過去問で対応可能。正答率25~30%程度

この問題が一番難しい、、正答がわかれた問題。

枝2.3.4できれいに分かれた問題。

難しくないのだが、見たことない方が多い。これは過去30年ぐらいさかのぼれば

確実にとれる。

計画No10の問題

都市の再生、まちづくりについて 

過去問で対応可能正答率80%

用語はとても多いがすべて覚えましょう。こちらの新問が✖枝であれば

正答率が下がった。

計画No11、12、15の問題

建築作品 過去問で対応可能

計画No13、14の問題

過去問で対応可能 シェイクスピアの問題はおもしろい。

シェイクスピア劇場について知らなくても解ける問題構成となっている。

計画No16の問題

過去問で対応

計画No17の問題

正答率60%

今回易しいといわれるのは建築作品が軒並み過去問。しかも簡単なすりかえ。

計画No18、19、20の問題

確実に点数を重ねないといけない問題。

No19は正答率が意外と低く、枝1、4でわかれた。

積算は記憶があいまいであるととりこぼしてしまう。

各分野からの出題数は、建築史・実施例6問、建築計画8問、都市計画3問、マネジメント1問、計画・工事監理1問、建築積算1問でした。


新規ワード

スマートシティ、ゲーテッド・コミュニティ、ブラウンフィールド。

コミッショニング、ECI方式、