大人の勉強 一級建築士

一級建築士試験について 合格への手帳

一級建築士 法改正

一級建築士試験制度がまもなく変わろうとしています。

国からはパブリックコメントが発表され、

9月上旬には公布となり、2020年からの試験は施行されると推測されます。

受験資格の緩和、二次試験の年数緩和

 

このことから一年目学科合格し、2か月で製図を勉強しないといけなかったのが

余裕をもって来年受けてもダメージなく受験できる。

こうすることにより、製図試験受ける受験生のレベルは格段に上がる事が予想される。

 

法改正前の最後の試験であった2019年学科試験は総合得点が例年よりはるかに上がる事が見込まれている。

これは平成21年度学科試験97点とあった時と似ている。

この時上方修正されたにもかかわらず学科合格率19.6%

 

ちなみに22年、23年は88点(15.1%)、87点(15.7%)と下方修正されてる事からも

問題の難易度は上がっている。

2020年試験もその傾向になるのかといえば、これは資格学校も、

誰もよめないのである。

 

2020一級建築士学科試験は日程が早まる為、早期に勉強を開始していきたい。

 

2019 一級建築士 施工

 

近年、新規問題が多数出題され、難易度が上がっており、

実務経験があるから有利というわけではない。すべての工事工程に関わっている

人の方が少ないでしょう。

とにかく細かな数値・用語をいっぱいおぼえないといけません。

 

施工は18点以上

 

No1、2の問題 

正答率80%

過去問で対応可能

No3の問題 

正答率70%

新規問題だが、消去法で✖枝にたどり着けた事から正答率は高め。

No4の問題

正答率60%

過去問で対応可能

No5の問題

正答率80%

過去問で対応可能

No6、7、8の問題

正答率50%

新規問題

No9、10、11、12の問題

正答率80%

過去問で対応可能

No13の問題

正答率20%

新規問題

これは間違えても仕方ないですね。

No14の問題

正答率70%

過去問で対応可能

No15の問題

正答率50%

過去問で対応可能

No16の問題

正答率70%

過去問で対応可能

No17の問題

正答率50%

新規問題、正答率が高いことから消去法等で解ける問題

No18、19、20の問題

正答率65%

過去問で対応可能

No21の問題

正答率90%

過去問で対応可能

No22、23の問題

正答率65%

過去問で対応可能

No24の問題

正答率80%

過去問で対応可能

No25の問題

正答率90%

過去問で対応可能

2019 一級建築士 構造

構造・施工

例年、法規が難易度上がると構造が難易度低い。バランスよくなっているが

2019年は両方とも易しい。

施工は毎年新規問題が出題かつ、✖枝に新問があるため難易度が高い。

計画、施工に関しては足切りを突破できればいい、

構造・法規で50点以上、計画、環境で30点以上、施工14点以上とれば

2019年を除く試験ではこの点数を目安に模試や本試験を受けたい。

 

構造問題は勉強序盤に確実にマスターしておきたいですね。

2019 構造

最低でも23点、26点前後とりたい。 

No1の問題 

正答率50%以上

過去問で対応可能

こちらはH16年からの問題。資格学校の過去問集は約10年ぐらいしか記載がない。

今回のような問題が出題された時に実力で解けた方、過去問20年程度推奨のウラ指導ぐらいであろう。H16年の問題を見たことあれば簡単であった。

No2の問題

正答率80%

過去問で対応可能 H26年

6年前程度までの過去問は正答率は高い。

No3、4、5の問題

正答率65%

過去問で対応可能 

No6、7、8の問題

正答率65%

過去問で対応可能 

No10の問題

正答率90%

No11の問題

正答率65%

過去問で対応可能 

No12、13の問題

正答率30%

過去問で対応可能 

理解力を試された問題、消去法で正答枝にたどり着けたかもしれない。

No.13は図を少し変えて出題。

構造において、図の問題は勉強もしにくいので要チェック。

No14~17の問題

正答率70%

過去問で対応可能 

No18の問題

正答率40%

ルートの表をしっかり理解して覚えましょう

なんとなくで解く人が多い。

No19~20の問題

正答率70%

過去問で対応可能 

No21の問題

正答率45%

過去問で対応可能 H19

No22の問題

正答率70%

過去問で対応可能

No23、24の問題

正答率45%

過去問で対応可能

No25の問題

正答率70%

過去問で対応可能 

No26の問題

正答率45%

過去問で対応可能

No27、28、29の問題

正答率80%

過去問で対応可能 

No30の問題

正答率80%

新規問題ではあるが、正答率が高めと予想。

問題を読めば✖枝が怪しいとわかる問題

 

2019 一級建築士 法規 

法規に関しても過去問からの出題が多く、最低でも8割得点したい科目。

法規は例年、時間が足りなかったや7割以下の点数程度であれば明らかな勉強不足です。

しっかりとした暗記と実訓練が必要です。

 

No1の問題 

正答率90%

過去問で対応可能

 定番の問題。過去10年~20年の一問目に出題される各問題は

すべて法令集なしで解答できるか、どこに記載しているかしっかり把握しておきましょう。大規模な修繕等や遮炎性能等は把握していても

特定天井や強化天井、垂れ壁、等も必ずおぼえておくか法令集にチェックをつけておきましょう。

No2、3の問題 

正答率80%

過去問で対応可能

前面道路と地盤面のすりかえでしたね。

定番の問題。

高さ、階数、容積率の算定、確認済証の有無しっかりと覚えておきましょう。

No4、5,6、7の問題

正答率60%

過去問で対応

No4

苦手な方も多いですがしっかりと見直しましょう。

届け出なければいけない。しっかり読み替える項目を復習しましょう。

No5

文章の見落としにより、正答率が下がったのかもしれない。

天窓を読み落とすと枝3の石綿に流れてしまう。

No6

問題見たときに130㎡中途半端な数字は要チェック

No7

各資格の模試等ででれば正答率80%超える問題だが、、

枝2に流れてしまったか。

No8、9、10、11、12

正答率80%

過去問で対応可能

No13

正答率20%

法規問題で唯一50%以下問題。

H30年試験にても出題がありましたが

地盤が著しく軟弱という条件

No14、15

正答率80%

過去問で対応可能

No16、17

正答率70%

容積率、高さ問題は必ず正解できるようにしましょう

2019年製図試験にも計算要求されていますので

完璧にできるようにしましょう。

大きな2点です。

No18

正答率60%

過去問で対応可能であるが

枝3と枝4にわかれそう、、

No19~23

過去問で対応可能

No24

枝1、2、4でわれるだろう、

No24~30

過去問で対応可能

 

 

 

 

 

2019 一級建築士 環境・設備 

環境・設備 

 

環境・設備を例年やや易しい傾向がある。

そのわりに苦手意識がある方も多い。

 

 

No1の問題 

正答率80%以上

過去問で対応可能

プルキンエと作用温度で悩んだかと思いますが

確実正確が必要な問題

No2の問題

正答率65%以上

こちらは過去問ほぼ同じ問題

計算式を理解してなくても、過去問を覚えていればすぐ理解できた問題

これから勉強する方は計算式覚えましょう。

No3の問題

正答率80%以上 過去問で対応可能

こちらも簡単な計算問題。

No4の問題

正答率70%以上

過去問で対応可能 

No5の問題

正答率90%

過去問で対応可能

No6の問題

正答率85%以上

過去問で対応可能

No7の問題

正答率75以上

過去問で対応可能

 

 

No8の問題

正答率60以上

過去問で対応可能

ここでつまづく人がいるかなと思う。

枝3を正解と思った人は、悩んだ問題。

出題者は枝1、4に誘導したい感じはする。

 

No9の問題

正答率50%以上

新問がでましたね。新問がでると正答率はあがらない。

しかし答えの枝番が答え→これは激難しい

   答えが過去問で対応の答え→普通

新問に関してはほとんど受験者がわからない。合格者は

枝1が正解とわかり、枝2の新問は関係なくなる。

50%以上の問題は必ず正解できる程度の知識をもたないと本試験厳しいです。

2020以降の試験受ける方はカラレーションは覚えましょう。

No10の問題

正答率40%以上

過去問で対応。

これは間違えてもいい問題。表現があってるか、、。笑

枝1、2で迷ったかと思います。これは仕方ないかと思います。

 

正答率70%以上

過去問で対応。

 消去法でたどり着く来ますね。

No12~17の問題

正答率70%以上

過去問で対応。

No18の問題

正答率40%以上

過去問で対応。

これも間違えて仕方ないと割り切れる問題。

基礎的な問題ですが、文章がアレンジされてるので迷われたかと思います。

No19~20の問題

正答率60%以上

過去問で対応。

カラーレーション

、ウォーミングアップ制御、微気候、バスクブ曲線等

ソシオフーガル・ペタル

ソシオペタル・ソシオフーガル

2019年 学科試験にて一問目に出題

各資格学校の模試にも多数出題されており、

高確率出題問題であった事がわかる。

各学校模試によると

 

 

・ソシオペタルとは複数の人が集まった時に異なる方法に体を向けて・・・と

 説明文にて出題

 

・図を使って最もソシオペタルな順に並び替えに・・・

 図を使った問題

 

などが出題された。

この事から図を使って並び替え程度まで最低限出る可能性が

ありうると、予想される。

2019年は一番簡単な出題、説明文をすりかえ。

 

ただこれから勉強する側としては

ソシオペタル・フーガルの説明についてだけ覚えておくだけでは

足元をすくわれる可能性がある。なぜなら模試等で図を使った出題があったから

 

なので

 

・ソシオペタル・フーガルの各説明。

 

・ソシオフーガル例・・駅や待合室など

・ソシオペタル例・・コミュニケーションを躍進。

 

 

・ソシオフーガル・・H・オズモンドが提唱

 

・ペタル・フーガルの図においての順番・並び替え

 

ここまで必ず抑えておきたい。

説明文のすりかえにて出題であれば正答率90%以上が想定

図を並び替えとなると正答率は下がるが70%の受験生は答えれるだろう

次に

提唱者まで聞かれると他の枝番の問題にもよるが少し正答率は下がるだろう。

 

令和元年 一級建築士学科試験 計画 振り返り

 

令和元年 学科試験 一級建築士

 

計画 平均点14~15点 想定

   必達点 17点

 

あくまで想定だがこれぐらいであるだろう。

今回の試験で足切りかかるようであれば明らかな過去問勉強不足である。

17点はとりたい。

例年だと計画は新規問題が多く、足切り科目ともいわれたが今年は違う。

正答率が低い問題が一問程度、毎年4~5問程度。 

 

 

まず計画No1の問題

問題見てみると過去問にて対応可能。

この問題が一問目というのは少し意外である、

 ソシオペタルの問題が出題された。

各資格学校の模試では、ほとんどが取り上げた問題である。

おそらく正答率90%以上超え。確実に正解したい問題。

 

 

余談だが、各学校の模試にも多数出題、おそらく2019年試験で高確率出題予想問題。

勉強法だがこちらにソシオペタル・フーガルはまとめてある。

 

 

計画No2の問題

神社建築

今年は簡単でしたね。

こちらも過去問より出題。

 

日本建築史・西洋建築史等でも気を付けないといけないのが

 

建物名(A)特徴(B)様式(C)

 

文面がこのような構成で出題が多い。

AやCが違う記載等であれば間違いに気づきやすい。

 

しかしBが違う記載だと間違いに気づきにくい。

 

なぜならば、この分野はとにかく覚える項目が多すぎて

簡略化して覚える事が多い。

 

例えば

 

伊勢神宮は平入りで、切妻屋根に堅魚木と千木をもち、柱を全て掘立て柱とした神明造りの例である。

であるという過去問が出題されている。この時受験者は覚えるのが

 

まず

伊勢神宮は神明造りである。これはAはCである。

 

このことからBはなかなか正確に覚えきることは難しい。

出雲大社は神明造りである。×出雲大社は大社造り

 

という問題が出れば、90%以上が正答すると予想される。

しかし

 

伊勢神宮は平入りで、2本の棟持柱をもち、平面四周に高欄付きの縁をもたない神明造りの例である。

 

伊勢神宮、、平入り、、神明造り、、合ってるのかと軽く見逃してしまいがちである。

一問一答となればわかるが四択だとほかにあやしい問題があれば正答は分かれるだろう。

 

苦手な方も最低限

神社建築に関しては

・建物名、

・妻入り・平入り、(建物にもよる)

・○○造り

は必須で覚えておきたい。正答率60%以上の問題は解けるだろう。

 

余裕があれば特徴も覚えておくことがベスト。

 

例えば

神明造りとは・・・

流造りとは・・・

 

みたいな四択がでた場合やB(特徴)を変えられたときの対応にもつながる。

 

計画No3の問題

西洋建築史からの出題。正答率60%程度

毎年、西洋建築史と日本建築史は交互に出題される傾向があり、

2018年は日本建築史だった為、2019年は出題される確率が高い可能性があった。

こちらの問題レベルは易しい。

例年であれば✖枝を新規問題などにすればこれは少し難易度があがる。

しかし今回は×枝が過去問で出題され、よく資格学校等の模試で狙われる傾向のある、問題であった。

こちらも建築名(A)、特徴(B)様式(C)

 様式(C)がすり替えである、よくある問題だった事から正答率は高い。

サンピエトロの記憶があいまいな方は新問などに流れた可能性がある。

 

計画No4の問題

 こちらも過去問で対応可能。

過去問で対応といってもそのまま文面まったく同じで出題される事の方が

珍しいので、しっかりと暗記しておく必要がある。

 

 カーテンウォールのオープンジョイント方式において、等圧空気層の容量は空気取入れ口に比べて大きくならないようにする要がある。H25

大きくなるようにする必要がある。H31

 

基本は過去の〇枝をひねり✖枝に変えて出題される傾向があり、

各資格学校の模試においてもその傾向がある。

計画No5の問題

過去問で対応可能。正答率90%

深読みしなければ問題なく解答できた。

ラドバーン、クルドサック、ボンエルフ、ゲーテッド・コミュニティ

しっかり覚えておきたい。

計画No6~8の問題

過去問で対応可能。正答率80%以上

 こちらの当たり前のように覚えておきたい。

計画No9の問題

古い過去問で対応可能。正答率25~30%程度

この問題が一番難しい、、正答がわかれた問題。

枝2.3.4できれいに分かれた問題。

難しくないのだが、見たことない方が多い。これは過去30年ぐらいさかのぼれば

確実にとれる。

計画No10の問題

都市の再生、まちづくりについて 

過去問で対応可能正答率80%

用語はとても多いがすべて覚えましょう。こちらの新問が✖枝であれば

正答率が下がった。

計画No11、12、15の問題

建築作品 過去問で対応可能

計画No13、14の問題

過去問で対応可能 シェイクスピアの問題はおもしろい。

シェイクスピア劇場について知らなくても解ける問題構成となっている。

計画No16の問題

過去問で対応

計画No17の問題

正答率60%

今回易しいといわれるのは建築作品が軒並み過去問。しかも簡単なすりかえ。

計画No18、19、20の問題

確実に点数を重ねないといけない問題。

No19は正答率が意外と低く、枝1、4でわかれた。

積算は記憶があいまいであるととりこぼしてしまう。

各分野からの出題数は、建築史・実施例6問、建築計画8問、都市計画3問、マネジメント1問、計画・工事監理1問、建築積算1問でした。


新規ワード

スマートシティ、ゲーテッド・コミュニティ、ブラウンフィールド。

コミッショニング、ECI方式、